我々のような高齢者施設では、食品類の高騰が身に沁みます。
朝ごはん、朝のティータイム、お昼ご飯、おやつのじかん、➕季節のレクリエーション、誕生日会、晩ごはん
と言うように1日の中で
飲食類が関わってくることが多く、また、高齢者さんは、とても楽しみにしている時間でもあります。また、寿命、健康に直接関わってくることでもあります。
その大切な飲食費用に大打撃がこの数ヶ月の物価高騰です
最近チャットGPTと向き合う日々です。
そう、『物価の上昇』と『お米の問題』についてです。
2024年4月から2025年4月までの日本の消費者物価指数(CPI)の推移を示したグラフです。
このグラフは、2024年4月から2025年4月までの日本のCPIの月次データを基に作成されたものです。
この期間中、日本のCPIは以下のように推移しました:
- 2024年4月: 107.60
- 2024年5月: 108.00
- 2024年6月: 108.40
- 2024年7月: 108.60
- 2024年8月: 109.10
- 2024年9月: 109.00
- 2024年10月: 109.40
- 2024年11月: 109.90
- 2024年12月: 110.60
- 2025年1月: 111.10
- 2025年2月: 111.00
- 2025年3月: 111.30
- 2025年4月: 111.40
このデータから、2024年4月から2025年4月にかけて、日本のCPIは約3.5~3.8%上昇したことがわかります。これは、食品価格の上昇やエネルギー価格の変動など、さまざまな要因によるものと考えられます。
今後の物価動向を予測するためには、エネルギー価格、為替レート、賃金の動向など、さまざまな経済指標を総合的に分析する必要があります。また、政府の経済政策や国際情勢の変化も物価に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
日本のCPIは約3.5%上昇したということは,どう言うことか
CPI(消費者物価指数)が3.5〜3.8%上昇すると、「平均的な支出」が3.5~3.8%増えるということを意味します。
10万円食費に使うとすると3,800円昨年かかってなかったお金がのしかかるイメージです。
でも、感覚的にはもっと費用がのし掛かり上がってるイメージですよね。
では、『お米について』です
2024年4月から2025年4月にかけて、日本のスーパーで販売されるお米(5kg)の価格は、備蓄米を除いて大幅に上昇しました。以下は、東京都区部における「コシヒカリ」およびその他の単一原料米の平均価格推移です。
年月 | コシヒカリ(5kg) | その他単一原料米(5kg) |
---|
2024年4月 | 2,384円 | 2,347円 |
2024年5月 | 2,490円 | 2,403円 |
2024年6月 | 2,561円 | 2,483円 |
2024年7月 | 2,683円 | 2,602円 |
2024年8月 | 2,871円 | 2,772円 |
2024年9月 | 3,285円 | 3,152円 |
2024年10月 | 3,787円 | 3,792円 |
2024年11月 | 3,985円 | 3,843円 |
2024年12月 | 4,018円 | 3,868円 |
2025年1月 | 4,185円 | 4,051円 |
2025年2月 | 4,363円 | 4,239円 |
2025年3月 | 4,679円 | 4,557円 |
2025年4月 | 4,770円 | 4,654円 |
このデータから、2024年4月から2025年4月の1年間で、コシヒカリ5kgの価格は約2,384円から4,770円へと、約2倍に上昇しています。同様に、その他の単一原料米も約2,347円から4,654円へと、ほぼ2倍の価格上昇が見られます。
2倍いうことは、200パーセントと言うことです。
JA全農は、インバウンドが急速に加速(円安で)をしたので、外食産業が直接農家に取引を持ちかけたから、お米を予定通り集荷できなかった。
JA全農は、悪くない。農家と、そこと直接取引した業者が悪い。
と言いますが、
そもそも、値上げし始めたのは皆さんもニュースでJA秋田がねを釣り上げたのご存知ですよね。
2024/08/31 07:05の記事です。
JA全農あきたは29日、2024年産米の概算金の基礎となる「JA概算金」を発表した。主力の「あきたこまち」は1等米60キロあたりで前年比4700円増(38%増)の1万6800円となり、現行の制度となった15年以降で最高額となった。全国的なコメ不足などの影響から大幅な引き上げとなり、農家からは歓迎する声が聞かれた。
各農協の組合長らが秋田市の秋田県JAビルで会議を開いて決定した。あきたこまちのJA概算金は3年連続の引き上げで、引き上げ幅も現行制度の10年間で最大だった。
その他の主な8銘柄も31~41%引き上げられた。「ひとめぼれ」が1万6300円(前年比4800円増)、「めんこいな」と「ゆめおばこ」が1万5900円(同4700円増)など。本格デビューから3年目の「サキホコレ」は2年連続の引き上げで、1万9500円(同4700円増)だった。
大幅な引き上げの背景には、全国的なコメ不足などがある。昨年の猛暑の影響で市場への流通量が減少したことや、コロナ禍後にインバウンド(訪日外国人客)が急増して外食需要が高まったことに加え、自然災害の相次ぐ発生を受けて各家庭が備蓄を増やしたことも影響した。
農林水産省のまとめによると、6月末時点のコメの民間在庫量は、前年同月比で41万トン少ない156万トンとなり、比較可能な1999年以降で最も少なかった。コメ農家の窮状を涙ながらに訴える小松会長(29日、秋田市の秋田県JAビルで)
会議後、報道陣の取材に応じたJA秋田中央会の小松忠彦会長は、「3年間大雨被害が続き、『農業をやめる』という声が多い。米価を上げて少しでも農家の期待に応えたかった」と涙ながらに語った。

昨年の2024/08/31 の時点で、これで現在が
2025年産米の概算金の動向
- 新潟県(JA全農にいがた):主力の「コシヒカリ」について、1等米60kgあたり26,000円以上を目指す方針が示されています。これは、2024年産の当初価格から9,000円の引き上げとなります。
- 富山県(全農とやま):「コシヒカリ」1等米について、60kgあたり20,000円を最低保証とすることが決定されました。これは、前年より4,000円の増加です。
- 島根県(JAしまね):「コシヒカリ」1等米について、2024年産の概算金が60kgあたり16,800円だったのに対し、2025年産では約2割増の21,000円を最低保証とする方針が示されています。
と言うことなんですよ。
ほぼ3分の1値段が上がると言うことは、
今年から来年にかけての新米は6000〜7000円あたりになると言うことなの?
JA全農は、いったい何なの?と感じます。農家のためと言いますが、
60kgあたり26,000円を5kg換算すると2,166円ですよ。
それを今までのように計算すると6,000円から2,166円引くと3,834円
JAは3,834円上乗せしているんです。
農家の売上関係なく、JAは5キロあたり3834〜3,833円上乗せしているんです。
それをお忘れなく。